マンガ配信サイト、「
レジンコミックス」を運営している、レジンエンターテインメントです。
最近、弊社と契約を締結している作家への精算額の支払いにつきと異なる容がネット上でがっています。


この件に関し、弊社としては事実を解明する必要があると判断し公式的な立場を皆様にお伝えさせて頂きます。


早速ですが、結論から申し上げますと、レジンコミックスは各作家に対する精算額は全て、正常にお支払いを行っております。
現在、ネット上で流れている内容につきましては、下記のよう、Q&A形式を借り、ご返答させて頂きます。

1. レジンコミックスの作品を海外配信するに当たって、作家への精算は正常に行われていたでしょうか? また、なぜ、このような話が流れているのでしょうか。
2014年、レジンコミックスは8作品で、中国市場に足を踏み出しましたが、当時は中国の取次ぎを介し、中国多数のプラットフォームに作品を預ける形式をとっておりました。 より多くの配信サイトに作品を預けることで市場の可能性を打診していくつもりでしたが、各プラットフォームからそれぞれの配信に対する細部精算内訳を当社で確認するまでには、相当の時間が必要でした。
結局、それらは作家への精算遅延に繋がりましたが、このような事情を作家に事前に説明できなかったのは弊社の不始末です現時点では、8作品の国配信に対する細部精算内訳が確定され、全額支払い済みです。
レジンコミックスは、2014年の中国進出の時の過ちを繰り返さないよう、2017年よりは取次ぎを介せず、現地のプラットフォームと直契約を結び、正常にお支いを行っております。

2. レジンコミックスの作品を日本、韓国、米国で配信しているようですが、それに対する作家への精算は問題なく行われているでしょうか。
日本、韓国、米国の配信で発生した収益は、作家に正常にお支払いしております。
レジンコミックスは読者の皆様がエピソードのご購入に使用したコインあたりの価格に基づき、精算を行っております。日本と米国の場合、初めの頃は販売価格の一定パーセンテージをお支払いする形の契約でしたが、今はコインあたりの精算価格を設定することで、3カ国の精算方式を統一しております(既契約の作品は契約更新のタイミングで、コインあたりの精算価格設定再締結) これは販促の割引等による、販売価の変動にも作家への精算に変動がないようにする為です。
他にも、レジンコミックスは皆様が実際の購入をすることなく、イベントやプロモーションを通じて、獲得したコインで作品の有料エピソードを閲覧した際にも、作家への精算対象として取り扱い、支払いを行っております。
例えば、無償コインやマーケティングの一環として贈呈したコインの場合でも、レジンコミックスとして得られる収益はないものの、作家には追加精算を行っております。

3. レジンコミックスは、作家に対する収益配分をレジンコミックスに有利な条件で契約を変更した事がありますか。
そのような事実はありません。むしろ連載期間の間に販売精算金額(印税)が月に20万円に満たない場合でも、20万円をミニマムギャランティー(MG)としてお支払いしております。 このMG制度は、仮に作品が売れなかったとしても最低収益を保証する為の制度です。これは「漫画家は描きたい漫画を描くことで、様々な作品が創作できる。だからこそ読者の皆様には多様で優れた作品がお届けできる」という、レジンコミックスの哲学が込められた制度です。
現在は売れた分、印税をお支払いしている上、売れなくても月20万円のミニマムギャランティーをお支払いしておりますが、2013年度の初めの頃には、ミニマムギャランティーは8万円未満でしたし、MGの金額が作品毎に、月20万に上向設定したことで、レジンコミックスは毎月、一千万円の追加費用を負担しておりますので、弊社に有利な条件で契約を変更したわけではありません。より多くの作家に、安定的な創作環境を与える為、改善を行った次第です。


4. レジンコミックスは、作家が原稿の締め切りを守らなかった場合、納品遅延に対するペナルティを課しているというのは本当ですか。
事実です。 レジンコミックスは20136月、有料プラットフォームを立ち上げ、マンガ配信サービス開始した後、作家と共に成長しておりましたが、そのような中、原稿の締め切りを守る作家も、そうでない作家もいました。原稿の締め切りを守らない作家が持続的に増えてくることで運営上の問題が生じたため、サイトの立ち上げの当時か契約条項にあったものの、実行はしていなかった「納品遅延に対する遅滞償金条項」をサイトの立ち上げから2年2ヶ月が経った点である、2015年8月より適用させて頂きました。しかし、作家にも止むを得ない事情というものがあり得ると思っていましたので、月一度までの納品遅延に関しては、ペナルティを課していませんでした。また、レジンコミックス側のミスでマンガの更新に問題が発生した場合には、相互が納得できるような運営上の損害補償を実施しておりますし、これからも、そうしていく予定です。
レジンコミックスは作家と共に持続的な変化をしつつ、発展してきましたが、更なる発展を図る為、この件に関して作家の貴重な意見に耳を澄ましながら、慎重に検討をし、作家と協議の上、「納品遅延に対する、遅滞償金条項」を廃止することにしました。ですが、納品遅延に対する定義および遅滞償金に対する箇所は契約書に記載されているものであり、この契約条項を廃止するためには、書面による別途の合意書を結ぶ必要があります。
レジンコミックスは現在、当該内容を整理していますが、目安として2018年2月1日より作家との契約を更新し、遅滞償金廃止に対する手続きやシステム改編を行わせて頂きます。既存の契約書を変更することですので、協議が必要な部分がありますが、作家の意思を尊重しつつ、進めていく予定です。詳細進行内容は、改めて家に案内する予定です。


5. 最後に
レジンコミックスは漫画を描いている、描こうとしている方々が、より経済的及び社会的に安定した環境で創作活動を行うことで、り優れた面白い作品が作れると、また、読者の皆様にもきっとその作品の価値を気づいていただけると信じております。サイトの立ち上げから4年、670人余りの作家がレジンコミックスと共に道を歩んできました。その中では、レジンコミックスが見つけ出し、ジンコミックスを通じてデビューした新人の作家も480人を超えております。背景、学歴、年齢、性別、プロとアマチュアを問わず、作品だけを見て共に歩んできた時間でした。
このような努力で、月に1千5百万円の印税が得られた作家も誕生しましたし、新人の作家なのにも関わらず、デビュー1年で世界を舞台に大きな活躍をしている作家も現れました。また、連載期間中には、月20万のミニマムギャランティーをお支払いすることで、作家が創作活動に集中できるような環境も整えられたと思います。

レジンコミックスは、作家がよりよい環境で創作活動ができるよう作品に対する投資を更に拡大していくことで、作家とレジンコミックスの未来が開くと信じております。

引き続き、励んでまいりますので、何卒宜しくお願いします。

株式会社レジンエンターテインメント